COBOL/エンタープライズ製品ライセンス 適用管理ガイド


はじめに

COBOL/エンタープライズ製品ライセンスには、認証コード (16 桁の英数字の文字列) が提供される場合と、ライセンスファイル (PA ライセンス) が提供される場合の 2 種類があり、ここでは認証コード形式のライセンスについて解説しています。
ライセンスファイル形式のライセンスについては こちら をご参照ください。


マイクロフォーカス・ライセンス管理システム


ライセンスの種類

  • 開発環境製品 [ネームドユーザ・ライセンス]
    • 対象ソフトウェア製品のシリアル番号毎に特定ユーザを許諾するライセンスです。特定ユーザは、スタンドアロン形態だけでなくリモート接続形態やデスクトップ仮想化形態などでも開発環境を利用できますが、許諾されたシリアル番号以外の開発環境は同一製品であっても利用できません。
      特定ユーザを変更することはできますが、30日に1度以上の頻度で変更することはできません。
  • 実行環境製品 [認定ユーザ用ライセンス]
    • 指定された個人だけがアプリケーションを起動することができる実行ライセンスです。10認定ユーザライセンスの場合、1台のコンピュータ上で 10人の指定された個人だけが アプリケーションを実行できるライセンスが 1つ提供されます。指定された個人を変更することはできますが、30日に 1度以上の頻度で変更することはできません。ジョブスケジューラなどで自動起動されるアプリケーションを運用することは許諾されません。
  • 実行環境製品 [同時使用ユーザ数ライセンス]
    • 指定されたホストサーバ上で許諾された上限数の個人ユーザがアプリケーションを起動することができる実行ライセンスです。10同時使用ユーザライセンスの場合、1台のコンピュータ上で同時に 10人までの個人ユーザがアプリケーションを実行できるライセンスが 1つ提供されます。ジョブスケジューラなどで自動起動されるアプリケーションを運用することは許諾されません。
  • 実行環境製品 [CPUコアライセンス]
    • 指定された 1台のホストサーバ上にインストールすることができ、その上でユーザ数の制限なくアプリケーションを起動することができる実行ライセンスです。 パーティションに分割されたホストサーバの場合は、アプリケーションを起動するパーティションに割当てたCPUコア数(小数点以下切り上げ)で計数できます。

注意事項 ※必ずご一読ください。

  1. 認証コードの認証回数は1回です。同一認証コードを複数環境で認証することはできません。1回認証で利用したライセンスを別環境に移動するには、無効化を行って、新しい認証コードを取得することが必要です。無効化の方法は、詳細は下記ページにある「製品利用中の作業 」をご参照ください。
  2. 認証コードには認証期限があります。ライセンスサーバーの運用上の理由により約1年間(365日間)の認証期限で認証コードは発行される設定となっております。 ライセンス認証は、製品ご購入後1年以内に、また無効化して新しい認証コードを取得した場合も無効化後1年以内におこなってください。
  3. 認証期限を過ぎた認証コードで認証をおこなうと、以下のメッセージが表示されて認証不可能となります。
    The authorization code expiration date reached
    
    上記メッセージが表示されて認証に失敗する場合は、下記の ライセンス・トラブル発生時に送付する情報 でお問い合わせください。
  4. 評価版製品をご利用の場合、評価版ライセンスは、製品版のライセンスとは異なり、一度インストールすると別の PC およびサーバー環境へライセンスを移動することはできません。 必ず、評価版ライセンスは評価を行う環境にインストールしてください。
  5. 認証または無効化にはインターネット接続できる環境が必要です。 製品をインストールした環境がインターネット接続のない環境の場合は、Windows環境でのオフライン・アクティベーション または Linux/UNIX環境でのオフライン・アクティベーション をご参照ください。その際、製品をインストールした環境とは別にインターネット接続できる環境を使用します。 オフライン・アクティベーションの場合、ライセンスをインストールした環境のマシン ID を入力します。入力するマシン ID が誤っていると正しくライセンスを設定できなくなりますので、十分ご注意ください。
  6. ライセンスを認証した環境を、認証済みライセンスの無効化や、ライセンスの移行を完了する 前に削除することはしないでください。
  7. ライセンスの無効化は、必ずライセンスが使用されていない状態であるかどうかを確認してからおこなってください。複数のシリアル番号のライセンスがインストールされている環境で、ライセンスの使用中にライセンスの無効化がおこなわれると、内部的に保持されているライセンス情報に不正が発生してライセンスファイルが破損します。

新規に製品を購入した時行う作業

  1. ご購入時、弊社製品の認証コードが必要です。認証コードは、製品パッケージに同梱の『ライセンス証書』に記載されている16桁の英数字からなる文字列です。
  2. 弊社製品をインストールします。ライセンス管理システムは、製品と一緒にインストールされます。
  3. インターネットに接続している環境の場合、「ライセンスのオンライン・アクティベーション(有効化)」を参照してください。インターネットに接続していない場合、「ライセンスのオフライン・アクティベーション(有効化) 」を参照してください。

ライセンスのオンライン・アクティベーション(有効化)


ライセンスのオフライン・アクティベーション(有効化)


製品利用中の作業


別マシンへライセンスを移動する場合

既存環境でライセンスの無効化処理を実施した後、新しい環境でアクティベーション処理(有効化)を実施してください。方法に関しては下記の 「ライセンスのオンライン移動」 もしくは 「ライセンスのオフライン移動」 をご参照ください。


マシン構成やOSを変更する場合

ライセンス設定後にハードウェア構成や OS の設定を変更すると、既存のライセンスが破損し、製品を使用できなくなる場合があります。 ライセンス認証後にハードウェア構成や OS の設定を行う場合は、変更前にライセンスの無効化処理を実施した後、変更後の環境でアクティベーション処理(有効化)を実施してください。方法に関しては下記の 「ライセンスのオンライン移動」 もしくは 「ライセンスのオフライン移動」 をご参照ください。


ライセンスのオンライン移動


ライセンスのオフライン移動


アクティベーションされたライセンスの確認方法


トラブルシューティング