マイクロフォーカス・ライセンス管理システムの概要


ライセンス管理システムとは

ライセンス管理システムは、マシン固有の情報を元に作成したライセンスを使用することで、誤って使用許諾に反した使用方法が行われること避けるためのシステムです。

ライセンス管理システムで使用している考え方は、各マシンで別々のライセンスファイル使用するというものです。共通のライセンスキーや、ライセンスファイルは使用しません。 固有のマシンIDを元にして、固有のライセンスを生成します。下の図は、ライセンスシステムの模式図です。あるマシンにライセンスを適用する場合、固有のマシンIDを弊社にお送りいただき、そのIDを元に、そのマシンでだけ使用できる、ライセンスファイルが発行されます。マシンIDの生成方法は様々ですが、ネットワークカードのアダプタアドレスや、ハードディスクの情報などが使用されます。

固有のマシンIDを元に、非公開の方法で作成されたライセンスファイルが送付されます。このライセンスファイルを、固有のマシンIDを作成した環境に対して適用します。

発行されたライセンスには、発行時に使用したマシンIDが含まれています。そのため、発行済みのライセンスをほかの環境にそのままコピーしても、ライセンスは有効になりません。

ライセンスファイルを、別の環境で使用するためには、所定の手続きでライセンスの変更が必要となります。

ライセンス管理システムがライセンス違反を警告するかどうかと、使用許諾に反した使用方法かどうかは無関係です。弊社製品で使用しているライセンス管理機能は、お客様が不注意に違法行為を行ってしまう危険から保護するために提供しているものですが、その保護機能は完全ではありません。不注意によるライセンス違反を繰り返すことと、悪意のある違法行為とを区別することができません。