PVCSの各種上限と制限事項 (PVCS 8.2 以降)
最大データベースサイズ
制限は設定されていません。(ハードディスク容量に依存します)
プロジェクトデータベース(PDB)毎の最大プロジェクト数
制限は設定されていません。(ハードディスク容量に依存します。)
プロジェクトの各階層ごとのサブプロジェクト数
制限は設定されていません。ただし、プロジェクト階層の深さは、ファイルシステムの階層数と、パスの長さの最大値に依存します。
プロジェクトデータベースごとの最大ファイル数
制限は設定されていません。ただし、ファイル数が増えることで使用されるメモリーキャッシュが増加します。そのため、現実的には1つのプロジェクトデータベースごとに250,000程度が上限となります。
1つのプロジェクトごとの、最大ファイル(アーカイブ)数
制限は設定されていません。ただし、プロジェクトごとのファイル数が増加すると、プロジェクトの読み込みなどに時間がかかるようになります。そのため、各環境により異なる実用的な上限値が存在する可能性もあります。
プロジェクト名の最大長
64文字です。マルチバイト文字、シングルバイト文字それぞれ1文字として数えた文字数です。
最大ファイル名長
254文字です。ファイル名の名がsの制限は、ファイルシステムに起因しています。この制限はアーカイブサフィックス(アーカイブの拡張子指定)や、セマフォサフィックス(セマフォの拡張子指定)の変更により、制限値が変わります。
ファイル構造の深さ
オペレーティングシステムの制限に依存します。プロジェクトデータベースで使用されている完全修飾ファイル名(完全修飾パス名)に依存します。通常、Windowsにおいては255文字、Linux/Unixにおいては1023文字です。
PVCSを管理する際には、アーカイブファイルやセマフォファイルの完全修飾ファイル名を意識してください。また、PVCSファイルサーバーを使用する場合はクライアントOSと、サーバーOS両方に影響を受けます。アーカイブファイルはファイルサーバーのOSの制限を受けます。また、それらのファイルをチェックアウトする際には、クライアントOSの制限も加わります。
一つのリビジョン(作業ファイル)の最大サイズ
キーワード展開を使用しない(アーカイブ属性に NOEXPANDKEYWORDSが設定されている)場合、2GBytesです。
PVCSの32bitバージョンを使用している場合、プロセスのメモリ上限により制限されます。1.5GBytes程度が上限となります。
最大のアーカイブサイズ(単一ファイル)
単一アーカイブの場合は、すべて(チェックインデスクリプション+バージョンラベル+プロモーショングループ+リビジョンデータ)を含めて2GBytesが上限です。
分割アーカイブの場合は、メタデータ(チェックインデスクリプション+バージョンラベル+プロモーショングループ)の合計が2Gbytes、リビジョンデータは[デルタ形式で格納]をオフにした場合(アトリビュート NOGENERATEDELTA)にはディスク容量のみに依存します。
デルタ形式で格納をオンにした場合、単一アーカイブと同じ制限となります。
各アーカイブの最大リビジョン数
ブランチの最大数は 65,535です。 (1.x ~ 65535.x)
各ブランチのリビジョン数は65,535です。 (x.1 ~ x.65535)
ブランチの最大階層数
ブランチの最大階層数は30です。
ブランチの最大階層数はリビジョン番号の後ろに追加されるブランチの数に基づいて計算されます。
リビジョンが1.0 の場合、ブランチレベルは 0です。
リビジョンが1.0.1.0 の場合、ブランチレベルは1です。
以下、次のように計算されます。
1.0.1.0.1.0 => 2
:
1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0.1.0 => 30
各アーカイブにおける、最大のバージョンラベルサイズ
アーカイブのメタデータサイズに依存します。「最大のアーカイブサイズ」を参照してください。
プロモーションモデルの最大サイズ
64 KBです。
(モデル内の各グループは、プロモーション元のグループ名のバイト数+プロモーション先のグループ名のバイト数 + 2 バイトの容量を使用します)
アクセスリストの最大長
255文字です。