ライセンスの削除
ライセンスのリホスト処理や、構成の変更などでライセンスが無効になった場合、ライセンスの削除が必要です。
ライセンスの削除を行わない場合、意図せずにライセンス使用許諾の違反が発生する可能性があります。必ず、ライセンスの削除を行ってください。
Linux/AIX/Unix系オペレーティングシステムの場合
ライセンスサーバーにLinux系のオペレーティングシステムを使用している場合、インストール先のフォルダ以下を検索し、serena.lic または merant.licファイルを見つけてください。
例
cd /usr/serena
find -name "*.lic"
ファイルを見つけたら、念のためバックアップを取得してください。
ライセンスサーバーを停止させ、ライセンスファイルを任意のエディタを使って編集します。
ライセンスサーバーのインストールディレクトリに、stop_license_serverスクリプトが用意されています。
ライセンスファイルは、次のような構成になっています。
1 SERVER マシン名 ホストID
2 USE_SERVER
3 VENDOR merant
4 INCREMENT 製品…(略)… SN=シリアル番号 SIGN="署名"
:
5 INCREMENT 製品…(略)… SN=シリアル番号 SIGN="署名 \
6 署名の続き \
7 署名の続き
最初の3行(1~3の行)は変更せず、INCREMENTで始まる部分の SN=シリアル番号を確認し、行全体を削除します。
ライセンスは、5~7の行のように、複数行にまたがっている場合もあります。継続行の記号 ¥を参考にすべて削除してください。
削除が終わったら、start_license_serverスクリプトを使用して、ライセンスサーバーを再起動してください。
Windowsオペレーティングシステムの場合
ライセンスサーバーにWindows系のオペレーティングシステムを使用している場合、次の手順でライセンスの削除を行ってください。
管理者権限を持ったコマンドプロンプトを起動します。%SERENA_LM_HOME% 環境変数のフォルダに移動します。
stop_license_server コマンドを使用し、ライセンスサーバーを停止させます。
cd %SERENA_LM_HOME%
stop_license_server.bat
管理者権限を持ったメモ帳を起動し、%SERENA_LM_HOME%フォルダに存在する 拡張子がlic のファイルを編集します。 serena.lic もしくは merant.licなどです。
事前に、licファイルの名前を変えてバックアップしておきます。
ファイルの内容、編集方法は linux系オペレーティングシステムと同じです。編集が終わったら保存します。
コマンドプロンプトから、start_license_server.batコマンドを使用して、サービスを再起動させてください。