Serena製品技術情報(FAQ)


Dimensions CMのログ取得方法について


dm.cfgによる設定方法

  1. 管理者権限を持ったメモ帳を開き、dm.cnfを開きます。dm.cnfは、通常、Dimensions CMのインストールディレクトリに存在します。
  2. Command logging enabledの部分にある、ログ取得の設定、先頭の#をはずします。
    DM_LOGGING_DIR %DM_LOGS%
    DM_INTERNAL_AUDIT_CMD_FILE %DM_LOGGING_DIR%cmdLogfile.log
    DM_USER_AUDIT_LOG_FILE     %DM_LOGGING_DIR%userLogfile.log
    DM_AUDIT_CMD_USAGE  true
  3. システムの詳細設定から、システム環境変数 DM_LOGS に、ログの保存ディレクトリを設定します。たとえば、C:\temp などです。ログの保存ディレクトリは、あらかじめ存在し、アクセスが可能になっている必要があります。
  4. ファイルを保存し、DimensionsCMサーバーを再起動します。PCの再起動が難しい場合、Serena_Dimensions_Listener_Serviceサービスを再起動してください。(この場合でもクライアントは切断されます)

リスナープロセスのログを取得する方法

  1. リスナーのプロセスを停止します。
    Windows: Windows サービスから、Serena Dimensions Listener Service を停止します。もしくは、管理車権限を持ったコマンドプロンプトから net stop命令を使用してもかまいません。
    Unix: root 権限で dmshutdown コマンドを実行します。
  2. listener.datファイルをメモ帳などのエディタで開きます。 このファイルは、Windowsの場合<Dimensions CMのインストールフォルダ>\CM\dfs\listener.dat  にインストールされます。Unixの場合、$DM_ROOT\dfs\listener.dat です。
    ファイルの内容に、 -trace と -tracedir を追加します。デフォルトでは、この行は先頭が#で、コメントになっています。#をはずして、ログの保存先ディレクトリを指定してください。
    たとえば
    #listener.dat script created by Dimensions install on 7-27-2017 11:45:41
      :
    -idle_timeout		300
    -session_timeout	3600
    #-trace			
    #-tracedir		C:\Program Files\Serena\Dimensions 14.3\CM\dfs
    などの場合
    #listener.dat script created by Dimensions install on 7-27-2017 11:45:41
      :
    -idle_timeout		300
    -session_timeout	3600
    -trace			
    -tracedir		C:\temp\
    などに変更します。ログの保存ディレクトリには、ドライブとパスを指定します。たとえば、C:\temp などです。ログの保存ディレクトリは、あらかじめ存在し、アクセスが可能になっている必要があります。
  3. リスナーの再起動を行います。Windowsの場合、サービスの画面からSerena Dimensions Listener Serviceを起動します。Unixの場合、root権限でdmstartupを実行してください。

SDPプロセスのログを取得する方法

  1. Dimension CMのコマンドラインにログインします。たとえば、Dimensions CMのサーバーで作業する場合、スタートメニューから Serena > Dimensions CM xx.x > Command Clientを開きます。ログインウインドウが表示された場合、ログインしてください。
  2. コマンドラインから次のコマンドを実行します。ログの保存ディレクトリには、ドライブとパスを指定します。たとえば、C:\temp などです。ログの保存ディレクトリは、あらかじめ存在し、アクセスが可能になっている必要があります。
    set sdp_trace on /user_directory=<ログを保存するディレクトリ>