AutoPass ライセンス適用手順(Windows/Linux)
AutoPass ライセンスを適用する手順を説明します。
作業概要
A. AutoPassのインストール
B. AutoPassのHTTPSを無効化
C. AutoPassのパスワード変更
D. AutoPassのロックコードを取得しライセンス申請
E. AutoPassにライセンスファイルを適用
F. ライセンス対象製品での設定と動作確認
A. AutoPassのインストール
- サポート環境の確認
サポートサイトの ドキュメントページ からサポート環境の確認を行ってください。
- インストーラの入手
サポートサイトの ダウンロードページ からダウンロードします。
- インストール
Windowsの場合、以下に存在する setup.exe をダブルクリックしインストールを実行します。
autopass-xx.x.x\AutoPassLicenseServer xx.x.x\Windows\x64
インストール終了直後にブラウザが自動的に表示されますが、閉じてもかまいません。
Linuxの場合、以下のディレクトリに移動してから、
autopass-xx.x.x/AutoPassLicenseServer xx.x.x/UNIX
以下のコマンドをroot権限で実行し、インストールを行います。
sh ./setup.bin -i console
B. AutoPassのHTTPSを無効化
- server.xml ファイルを探す
AutoPassインストールフォルダから server.xml を見つけます。
デフォルトでは以下に存在します。
Windowsの場合:C:\Program Files\autopass\apls\apls\conf\server.xml
Linuxの場合 :/opt/autopass/apls/apls/conf/server.xml
念のため、ほかの場所にこのファイルのバックアップを取得しておきます。
- server.xml ファイルの編集
このファイルを、Windowsであれば管理者権限のメモ帳、
Linuxであればroot権限のテキストエディタで開き、以下のタグを見つけます。
<Connector .... server="AutoPass License Server"/>
このタグ中の以下の属性を書き換えて保存します。
変更前 | 変更後 |
SSLEnabled=”true” | SSLEnabled=”false” |
scheme=”https” | scheme=”http” |
secure=”true” | secure=”false” |
<編集例>
変更前
<Connector protocol= …
:
SSLEnabled="true" scheme="https" secure="true" …
:
… server="AutoPass License Server"/>
変更後
<Connector protocol= …
:
SSLEnabled="false" scheme="http" secure="false" …
:
… server="AutoPass License Server"/>
- OSの再起動
server.xml ファイルの編集・保存後、OSの再起動を行います。
C. AutoPassのパスワード変更
- ブラウザでAutoPassにログイン
デフォルトのユーザー名とパスワードでログインします。
URL: http://マシン名:5814/autopass/
ユーザ名: admin
パスワード: password
- パスワードの変更
デフォルトユーザー&パスワードでのログイン後、パスワードの変更を要求されます。
パスワードの変更を行います。
パスワードは、8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号(!@#$%^&*_)の全ての文字が含まれていることが条件です。
変更後のパスワードは絶対に忘れないように管理してください。
admin のパスワードを忘れると、AutoPass で管理しているすべてのライセンスの再発行が必要になります。
D. AutoPassのロックコードを取得しライセンス申請
- ロックコードの取得
ライセンス申請に必要なロックコードを取得します。
左上の ≡ をクリックし、メニューから ライセンス > インストール を選択します。
表示された ロックコード を取得します。
- ライセンスの申請
取得したロックコードを用いてライセンス申請を行います。
E. AutoPassにライセンスファイルを適用
- 左上のメニューから ライセンス > インストール を選択し、ファイルの追加 をクリックして、入手したライセンスファイルを指定します(手順D-1の画面)。
- ライセンスファイルを指定したら、次へ をクリックします。
- 表示された内容を確認し、ライセンスのインストール をクリックします。
- 適用されたライセンスを確認します。
F. ライセンス対象製品での設定と動作確認
ライセンス対象の製品を起動し、ライセンス設定と製品の起動を確認します。
<SBM製品の例>
SBM製品(バージョン12.0以降)のインストール後、SBM Configurator の [ライセンスサーバー] に以下を設定します。
サーバーURL: http://マシン名:5814
ユーザ: admin
パスワード: 手順Cで設定したパスワード
その後、SBM Work Center で SBM にログインできるかを確認します。