スクリプトの開始時にアプリケーション状態を変更させない
SilkTestでは、それぞれのスクリプトは、アプリケーションの初期状態として、アプリケーション実行ファイルの名前、もしくはURLを管理しています。
この初期状態を元に、テスト開始時に、アプリケーションが起動していない場合、SilkTestはアプリケーションを自動的に起動したり、既定のWebページに移動させます。
もちろん、SilkTestができる初期状態の設定は、アプリケーションの 起動や特定のURLへのジャンプのみであり、それ以上の内部状態の初期化は実行できません。
この動作は、SilkTestの便利な機能ではありますが、複数のスクリプトを連続して実行させる場合などには、それぞれのスクリプトの開始時に、アプリケーションは初期状態に戻されてしまうことがあります。
この初期化を行わず、スクリプト間でアプリケーションの状態を継続させるには、次の設定を行ってください。
- アセットブラウザから、子スクリプトを開き、プロパティペインを表示させます。~プロパティペインが存在しない場合子スクリプトの左側にある、[プロパティ]を押してプロパティペインを開きます。
- プロパティペインの、[構成]にあるアプリケーション項目をダブルリックします。アプリケーション構成の変更ダイアログが表示されます。
- ダイアログの右下にある、[基本状態の実行]チェックボックスをオフにします。
この設定を行うことで、スクリプトは開始時にターゲットアプリケーションを初期状態に戻さなくなります。