SilkTest 技術情報(FAQ)


.NETスクリプトの再生タイミングを調整する

.NETスクリプトのテストステップ中では、以下の3種類のタイミング調整機能を、使用することが出来ます。

  • 遅延
  • オブジェクト存在待機
  • オブジェクト終了待機

遅延

テストスクリプトの実行を、指定したステップの場所で、指定した時間だけ遅延させることが出来ます。
.NETスクリプトの停止させたい箇所に、"Sleep n"(n:ミリ秒)と記述します。

System.Threading.Thread.Sleep(5000)

オブジェクト存在待機

スクリプト実行中に、テスト対象アプリケーション中の、指定したオブジェクトが存在する状態になるまでテストスクリプトを待機させて、実行の同期をとります。

.NETスクリプト中の、停止させたい行に、“WaitForObject”メソッドを呼び出す行を追記します。

以下の例は、指定したオブジェクトが存在する状態になるまで16秒(16000ミリ秒)待機します。

_desktop.WaitForObject("/FormsWindow[@caption=""Bolts 'N Things - デモアプリケーション""]", 16000)

オブジェクト終了待機

スクリプト実行中に、テスト対象アプリケーション中の、指定したオブジェクトが存在しなくなるまでテストスクリプトを待機させて、実行の同期をとります。

.NETスクリプト中の、停止させたい行に、"WaitForDisappearance"メソッドを呼び出す行を追記します。

以下の例は、指定したオブジェクトが存在しなくなるまで待機します。

_desktop.FormsWindow("@caption='ログイン'").WaitForDisappearance()