SilkTest 技術情報(FAQ)


データベースサイズの制限

SilkTestのデフォルトインストールで使用するAccessデータベースにはサイズに2GBytesの制限があります。Accessデータベースは、小規模なテストでは便利ですが、ファイルサイズの上限(2GBytes)に達すると、警告なくデータベースが修復不能になります。
Visual Testの記録時や実行時の結果資産には、デフォルトの設定では画面情報が取得されることから、データベースのファイルサイズ上限に達する可能性が大きくなります。
また、SilkTest2010に標準で付属のSQL Server Express 2008では、データベースファイル(.mdf)のファイルサイズの上限は4GBytesです。
予期せぬデータベースの破損に備え、定期的なデータベースのバックアップを取得するとともに、容量制限のない有償のSQL Server等への移行を早急にご検討ください。

ご参考:データベースサイズを小さくする方法

すでに破損したデータベースに対して実行してもデータベースを復旧させることはできません。破損する前に、サイズを縮小するための手順です。ご注意ください。

  • 実行ログ取得設定の変更

    全ての実行ログを取得しない設定にすることで、スクリプト実行中の データベース肥大化を抑えます。

    1. [ツール]>[オプション]からオプション設定画面を開く。
    2. 左ペインから[再生]>[結果]を選択。
    3. 右ペインの「すべての情報を保存」を[いいえ]に設定。また、「結果オプション」を「この結果を保存しない」にすることでログをまったく取得しない設定も可能です。
    4. 同様に、左ペインの[結果]>[ビジュアルテスト]を選択し、右ペインの各項目の設定も必要に応じて変更してください。
      なお、ビジュアルテストの記録に関するオプション設定、左ペインの[記録]>[出力]>[ビジュアルテスト]の右ペインの項目の設定も、画面キャプチャに関する設定がございます。

      ※各オプション設定に関する詳細についてはヘルプもご参照ください。[ヘルプ]メニュー>[目次]から、[SilkTest Workbench のオプション]配下の各オプション説明をご参照ください。

  • データベースのサイズの縮小
  1. SilkTestデータベースのバックアップ取得
    必ず、データベースのバックアップを取得し、別ドライブ等に保存しておきます。
  2. 不要な資産の削除
    不要な資産(ログも含む)を過去のバージョンを含め全て削除します。
    必要な資産も、必要なバージョンのみ残し、過去の不要なバージョンを削除してください。
    資産のバージョンの詳細は、アセットブラウザ上で目的の資産を右クリックし、[すべてのバージョンを表示] を選択することで確認できます。
  3. データベースの最適化
    不要な資産の削除後、データベースの最適化を行います。
    本操作の実行前に、当該データベースを使用しているすべてのSilkTestを終了し、データベースにログインしていないことを確認します。
    1. [プログラム]>[Silk]>[Silk Test]>[管理]から[データベースメンテナンス] を起動します。
    2. [ファイル]>[データベースを開く]から[Access]を選びます。
    3. [参照]ボタンをクリックし、該当するODBCデータソースを選択後、[選択]ボタンをクリックします。[開く]をクリックし、データベースを読み込みます。
    4. [データベースのコンパクト化]をクリックし、表示されたメッセージボックスの[はい]をクリックします。
    5. コンパクト化終了後、[OK]をクリックし、ユーティリティのメイン画面を閉じます。