StarTeam 技術情報(FAQ)


StarTeam 17.0 既知の制限事項に関して

2019/3/19 現在

バージョンアップの実施に関する注意事項


StarTeam サーバーのバージョンアップ

StarTeam 17.0はメジャーバージョンアップです。17.0へのバージョンアップを行うと、データベースの更新が行われます。一度17.0に変換したデータベースは過去のバージョンに戻すことができません。

バージョンアップはお使いのStarTeam環境に対する大規模な更新となるため、あらかじめ十分な検討の上、計画的な実施を行ってください。

また、バージョンアップ前には、StarTeamサーバー、ハイブの存在するPC、データベースの存在するPCそれぞれについて、システムの完全なバックアップを取得してから実行してください。


StarTeam サーバー


オンラインヘルプとドキュメント

オンラインヘルプとドキュメントは英語のみのご提供となります。


検索機能

非Windows環境のサーバーについては、検索機能はありません。


Linux/Solaris上で動作するStarTeam Serverのローカライズ

非Windows環境のStarteam server Administrationツール、オンラインヘルプのユーザーインタフェースはローカライズされていません。(日本語の使用は可能です)


サーバー管理ツールからのプロジェクトアクセス権設定

サーバー管理ツールからのプロジェクトアクセス権編集機能は、StarTeam Serverのインストールだけでは使用できません。
本機能を使用するには、StarTeam CPCのインストール時に、カスタムを選択し、StarTeam CPCからStarTeamサーバー管理の導入が必要です。
StarTeam CPCから導入されるStarTeam サーバー管理は、StarTeam CPCのインストールフォルダにある、AdminTool.stjava64 を使用して起動してください。
なお、StarTeam CPCから導入されるサーバー管理は、次の機能がありません。そのため、サーバー管理ツールとして常用することはお勧めできません。

  • インポートとエクスポート
  • カスタムコンポーネントの関連機能
  • データベース関連機能
  • Windowsサービス関連機能

JREの変更

このバージョンから製品で使用されたJDKが Zulu openjdkに変更になりました。StarTeamでは、Zulu oepnjdk 1.8.0_192に対応するJREが同梱されています。


StarTeam MPX


 動作環境の変更

StarTeam 17.0から、Windows 2012 と Windows 2016 プラットフォーム上で StarTeam MPXは動作しなくなりました。StarTeam MPXの対応環境は Windows 2008 R2のみです。
現在 StarTeam MPXを使用している場合、Active MQ MPX (デフォルト)への以降を行ってください。


StarTeam CPC


オンラインヘルプとドキュメント

オンラインヘルプとドキュメントは英語のみのご提供となります。ユーザーインタフェースは日本語です。プロジェクトやビュー、ファイルなどを含め、日本語の使用には制限はありません。


インストール

StarTeam CPCのインストール時には、インターネット接続が必要になる場合があります。 これにより、インストールに必要なセキュリティパッチ等が自動的に適用されます。なお、Windows 10の場合、Windows Updateの実施によるシステムの更新が、StarTeam CPC のサポート環境から外れないように、ご配慮をお願いいたします。


サーバーとの接続について

StarTeam 17.0に含まれている CPC(17.0.0.52以降のバージョン)は、前方、後方ともに1バージョンの互換性を持っています。ただし、サーバー側の新機能を使用するためには、対応したCPCのバージョンが必要です。

StarTeam Server 12.0(日本国内のリリースなし)を含む、2009R2以前のバージョンのStarTeamには接続できません。

現在リリースされている、動作保障の対象となるサーバーは、16.3および17.0の次バージョン です。 


JREの変更

このバージョンから製品で使用されたJDKが Zulu openjdkに変更になりました。StarTeamでは、Zulu oepnjdk 1.8.0_192に対応するJREが同梱されています。


検索機能について

検索機能を使用するには、環境にJavaJFXが必要です。WindowsのJDKをデフォルトで導入する場合、自動的にJFXが導入されます。 それ以外の環境で使用する場合、環境に合わせてJFXの導入を行ってください。


ファイル名検索に関する制限事項

検索機能では、ファイル名の拡張子はインデックス化されていません。そのため、拡張子を含めた検索で正しく結果が表示されないことがあります。


検索件数について

検索結果に表示される件数と、一覧の件数は合致しません。検索結果に表示される件数は、目安としてキーにマッチしたアイテム数が表示されていますが、一覧には重複したアイテムや、権限不足でアクセスが許されないアイテムが除外されます。

そのため、検索結果の数と一覧に表示される行数は合致しません。


StarTeam Webクライアント


使用時の注意事項

StarTeam Web クライアント接続時は、WindowsUpdateや各種OSの標準的な方法による、セキュリティ更新が必要な場合があります。また、Chrome、Firefoxなどの更新が必要になる場合があります。


ファイルのチェックインとチェックアウト

ファイルのチェックイン、チェックアウトを使用する場合、JNLP経由で起動される、Borland File Service が必要です。Webクライアント側の環境で、Javaプログラム、およびJNLPが動作するよう、セキュリティ上の設定を行ってください。


ファイル操作に関するサポートプラットフォーム

ファイルのチェックイン、チェックアウトは、Windowsプラットフォームのみサポートされます。linux/Unix系 OSや、macOS、その他のプラットフォームでは動作しません。


StarTeam Webサーバーの起動

StarTeam Webクライアント用のサーバーは、管理者権限での起動が必要です。デフォルトでインストールされるショートカットはユーザー権限でWebサーバーを起動するため正しく動作しません。管理者権限のコマンドプロンプトを起動し、直接startup.batを起動させてください。startup.batの場所は、インストールされるショートカットのプロパティを参照します。

標準的なインストールでは、次の場所に存在します。

<インストールフォルダ>\apache-tomcat-X.0.XX\bin

(Xはバージョンにより異なります)


StarTeam Webサーバーのアンインストール

アンインストール後、異なるバージョンのStarTeam サーバーを導入する予定がある場合や、今後、StarTeam Webサーバーが不要な場合、次のフォルダに存在する tomcatのフォルダを手動で削除してください。

<インストールフォルダ>\\apache-tomcat-X.X.XX

(Xはバージョンにより異なります)


StarTeam Webサーバーのアップデート

StarTeam Webサーバーをバージョンアップする場合、上書きインストールを行い、インストール中に既存環境への上書きを示すチェックボックスをオンにしてください。
旧バージョンをアンインストール後に、新バージョンをインストールしても正しくバージョンアップが行われません。

「StarTeam Webサーバーのアンインストール」での作業、tomcatのフォルダの手動削除後に新バージョンの導入を行ってもかまいません。


StarTeam Webサーバー管理コンソールのローカライズ

StarTeam Webサーバー管理コンソールはローカライズされていません。インストールガイドには、各言語用のURLが記載されていますが、このURLは過去のバージョンで作成されたブックマーク(ブラウザに記録されているもの)が有効になるように用意されたものであり、どの言語のURLを指定しても表示は常に英語で表示されます。

新しくブックマークをブラウザに登録する場合、各言語用のjspページではなく
http://<hostname>:<port>/BorlandStarTeam/BorlandStarTeamAdmin.jsp
を使用してください。