COBOL製品技術情報(FAQ)


VSAM -> ISAM ファイル移行に伴うプログラムへの影響はありますか

COBOL プログラム内の SELECT 句や READ/WRITE 文の記述はそのままご利用いただけますが、以下のような点にご注意ください。

  • ファイル状態コード
    OPEN, READ, WRITE 等のファイルアクセス命令実行後に返される状態コードで、1桁目が9であるものは、コンパイラ作成者側にて2桁目を拡張ファイル状態コードとして規定することになっており、この点で移行元と移行先とで相違が発生し得ます。
    ファイル状態コードの詳細については、製品マニュアルトップより、[リファレンス] > [ファイル処理リファレンス] > [ファイル状態] > [ファイル状態コード] に進んでください。
    拡張ファイル状態コードの詳細については、製品マニュアルトップより、[プログラミング] > [データアクセス] > [ファイル処理] > [ファイル処理ガイド] > [ファイル状態] > [拡張ファイル状態コード] に進んでください。
  • ASSIGN 句の指定
    メインフレーム上での索引ファイルへのアクセス時、ASSIGN TO EXTERNAL 句による外部参照形式の指定を行い、その COBOL プログラムを実行する JCL 側で DD ステートメントで定義されたデータセットへアクセスするような手法が採られていることがあります。
    この COBOL プログラムをそのまま踏襲する場合、Visual COBOL では製品マニュアルの下記トピックに記載されているファイル名マッピングの手法により、外部参照ファイルを解決する必要があります。
    製品マニュアルトップより、[プログラミング] > [データ アクセス] > [ファイル処理] > [ファイル処理ガイド] > [ファイル名] > [ファイル名マッピング] に進んでください。