COBOL製品技術情報(FAQ)


Windows 環境でのランタイムエラー 247 発生時の対応方法

【事象】
アプリケーションやライセンス管理システムを起動したら下記のエラーが発生しました。

エラーコード247,pc=0,call=1,seg=0
247 ライセンスエラー(Cannot communicate with licensing daemon)

【対応方法】
このエラーは COBOL ランタイムシステムの初期化時に、ライセンスデーモンとの通信に失敗したことを示しています。
ライセンスデーモンは以下の 2 つのサービスで構成され、これらの一方もしくは両方が停止していると本エラーが発生します。

・Sentinel RMS License Manager
・Micro Focus CES daemon

両方とも「実行中」状態となっていても本エラーが発生する場合、各プロセス間の通信に何らかの問題が生じた状況と考えられます。
いずれの場合でも、一旦両サービスを停止してから上記の順番で開始してください。

停止と開始の具体的な方法は一般的な Windows サービスと同様で、以下のようにサービス管理ツール上での操作や、コマンドプロンプト上での net コマンドによる操作が可能です。

方法1:
1. スタートメニューより「Windows 管理ツール」内の「サービス」を起動します。
2. 「Micro Focus CES daemon」を右クリックし、[停止] を選択します。
3. 「Sentinel RMS License Manager」を右クリックし、[停止] を選択します。
4. 「Sentinel RMS License Manager」を右クリックし、[開始] を選択します。
5. 「Micro Focus CES daemon」を右クリックし、[開始] を選択します。

方法2:
1. コマンドプロンプトを管理者として起動します。
2. 以下の順に各コマンドを実行します。

net stop "Micro Focus CES daemon"
net stop "Sentinel RMS License Manager"
net start "Sentinel RMS License Manager"
net start "Micro Focus CES daemon"